マニア必見!|オススメ将棋駒と名工駒師の名品【失敗しない選び方を伝授】

東京都御蔵島の画像
  • 将棋駒の選び方は?
  • どの駒師の作品がいいのか分からない…
  • おすすめの将棋駒を教えて!

将棋駒マニアの方は「次はどの駒を選ぼうか」と迷っていませんか?実は有名駒師の作品を選んでおけば、間違いありません。

なぜなら駒作りの技術が高い上に、駒の木地にもこだわっているからです。この記事では、将棋駒の種類や巨匠の作品、選び方のポイントを詳しく解説します。

アキ

120万円の赤柾と80万円の孔雀杢の竹風駒を購入した私が紹介!

この記事を読むと、分にぴったりの将棋駒を見つける方法や、ふるさと納税で名品を手に入れる方法が分かります。

将棋駒をこよなく愛するマニアの方にとって、本格的な駒選びは趣味の醍醐味です。

富士駒の会の駒の画像

「【富士駒の会将棋駒28選】ふるさと納税返礼品|有名駒師の盛上駒から彫駒を一覧表で解説」

ふるさと納税で寄付金額順の将棋駒だけの最新情報を知りたい方は、以下の記事で詳しく紹介しています。

【関連記事】▶「【ふるさと納税の将棋駒38選】天童市や高槻市など寄付金額順┃盛上駒や彫埋駒も徹底解説」

目次

将棋駒の種類

将棋駒の種類はさまざまです。今回は次の5種類を紹介します。

私は桑の駒を所有していますが軽くて対局には不向きです。珍しいものでは鯨の骨で作った駒を碁盤店で見かけたことがありました。

プラスチック駒

指す将の方には最も使い勝手の良い駒です。傷が付くのも気になりませんし、手あかや汚れは洗剤で洗えばきれいになります。

将棋大会で多く使われるのは、プラスチック駒です。プラスチックの入れ物が駒箱になり便利です。黄楊駒のように見えるプラスチック駒もあります。ゴム盤との相性がいい駒です。

書き駒

書き駒は、子どもの頃に使っていた方も多いと思います。駒が成ると、駒の裏は赤色のことが多いです。紙の将棋盤が付属している場合もあります。

私が始めて将棋に出会ったときは、書き駒と折れ盤でした。汚れが目立ちやすく、書き駒は軽いため指し心地が今ひとつといえます。

彫駒

彫駒になると、並み彫・上彫・特上彫のようにランク付けされ、書体も豊富です。価格は数万円から見つかり、有名な駒師の作品では木地も良いため高くても50万円までが相場でしょう。彫駒になると、素晴らしい作品が見つかるようになります。

私が最初に購入した彫駒は、小学5年の冬休みにアルバイトをして買った関西彫りの駒でした。

アキ

親が脚付き将棋盤を買ってくれたのでダンボールを組み立てるバイトをしました!

働くようになってから、碁盤店で12~13万円程度の竹風作の板目の彫駒を購入し、今も棋譜並べに使用しています。

彫埋駒

今回挙げた種類の中で、自分で購入したことがないのが彫埋駒です。

彫埋駒に漆を重ねれば、盛上駒が完成します。職場の将棋部の先輩が彫埋駒を所有していて、何度か対局で使わせていただきました。

指し心地は良く、盛上駒のようにふくらんでいないので、本榧将棋盤ともなじみます。駒では物足りず、盛上駒だと値段が高いと感じる方には、彫埋駒がおすすめです。

盛上駒

やはり将棋駒といえば、盛上駒でしょうか。駒師により漆の技術が違います。名の通った駒師の盛上駒は、価格も最低30~40万円が必要で、木地の良い虎斑・赤柾・孔雀杢になると100万円以上です。

マニアの方は、盛上駒を数種類持っていることが珍しくありません。

将棋駒の書体

将棋駒には3つの代表的な水無瀬・菱湖・錦旗の書体があります。

以下では昇龍・源平清安・魚龍書体も紹介します。

水無瀬書

画像引用元:ふるさと納税サイト「ふるさとチョイス」

水無瀬は古くから伝わる書体で、権中納言水無瀬兼成卿の銘によるとされています。落ち着いた見た目であるため、プロ棋士に人気のある書体です。

私は一度も所有したことがない書体なので、いつかは手にしてみたいものです。

菱湖書

画像引用元:ふるさと納税サイト「ふるさとチョイス」

菱湖は巻菱湖とも呼ばれることのある書体です。幕末三筆ともうたわれた、江戸時代の書家「巻菱湖」の銘によるものです。

木地の美しさが分かりやすいので、私は所有する赤柾・孔雀杢ともに菱湖書を選びました。菱湖書は玉将に特徴があり、玉将の一番下の横棒が右上がりでヒゲのように見える書体です。

錦旗書

画像引用元:ふるさと納税サイト「ふるさとチョイス」

将棋駒といえば「錦旗に始まり錦旗に終わる」といわれるほど、なじみのある書体です。どっしりとした存在感があり、イトル戦への採用も多く感じられます。錦旗は伝統ある書体で、後水尾天皇の銘と伝えられています。

個人的には太さが気になるので、私好みの書体ではありません。

昇龍書


高級盛上将棋駒 大竹竹風作 御蔵島産本黄楊 赤木地 柾 昇龍書 桐平箱付き

竹風作の昇龍書の彫駒を棋譜並べ用に使用しています。明治の能書家である昇龍斎の銘によるものです。勢いを感じさせるので、使っていて気持ちの良い駒です。

数多く見てきましたが、大竹竹風作の駒が多いようです。この駒を見ると、昇龍斎が三味線引きだったとは信じられません。

源兵衛清安書

画像引用元:ふるさと納税サイト「ふるさとチョイス」

源兵衛清安は、私が岡崎将棋まつりの会場で購入した書体です。全体的に丸みを感じさせます。源兵衛清安は、東京駒の書体の中でも清楚で、美しさでは1~2位を争うとまでいわれています。

駒に余白がある書体となるため、木地の良さが分かりやすいです。

魚龍書

画像引用元:ふるさと納税サイト「ふるさとチョイス」

魚龍書は、黄河の上流にある激流に鯉が集まり、そのうちの滝を昇ったわずかなものが龍になる「登竜門」を現す書体です。近年人気が出ており、一文字駒としてもバランスが良い書体です。

女性駒師の西井美玉氏の作には、魚龍書が多く得意にしているのでしょう。

将棋駒の駒師

次に現役の有名な駒師を6名紹介します。

竹風・良尊氏以外の4名は富士駒の会の駒師です。

大竹竹風

大竹竹風氏は東京駒の本流の1人です。新潟県三条市で駒作りをしています。

自らが木地選びから行い、作品数の多い先生です。盛上駒だけでなく、木地の美しい彫駒も多く手がけています。

私のお気に入りの駒は2つとも大竹竹風作です。木地の美しさで選ぶと、大竹竹風作になりやすいです。

熊澤良尊

熊澤良尊氏は、京都府木津川市の将棋駒工房で駒作りを続ける駒師です。熊澤良尊氏は、タイトル戦での採用率も高く巨匠といわれています。

双玉や三玉など遊び心のある作品も多く、マニア好みの味の良い木地を使用しています。盛上駒が中心でご自身では、彫駒はあまり得意でないとのこと。

ご自身のブログ「熊澤良尊の将棋駒三昧」でも、将棋マニアの方々と交流される先生です。

富月

富月氏は「現代の名工」といわれる、天童市の駒師の伊藤久徳氏に師事しました。富月作の駒は、プロ棋士にも愛用されており、タイトル戦でも数多く使用されています。

富士駒の会の展示会では、人気のため売り切れることが多いでしょう。駒作りとともに、後進の育成にも力を注がれている先生です。

寉峯(かくほう)

寉峯は、富士駒の会の展示会で富月氏と出会い、駒師になりました。2012当時は50歳で遅咲きの駒師と呼ばれています。

映画「聖の青春」の撮影で寉峯氏の駒が使用されたことは、将棋ファンでもあまり知られていません。

富月氏からの漆の盛り上げの実演を見ただけで、製作中の彫埋駒を全て盛上駒にした天才肌の駒師です。2018年の竜王戦第3局で当時の羽生竜王が、寉峯氏の駒を選んだことで名前が知れ渡りました。盛上駒が中心で彫駒や彫埋駒を制作することはほぼありません。

アキ

寉峯の作品は以下の記事で紹介しています!

紀山

紀山氏は、富月氏からの期待も高い若手の駒師です。駒作りの基本の彫りにこだわりがあります。

若手ながらも、山梨県都留市のふるさと納税の返戻品として採用されています。駒作り歴こそ長くないものの、良い駒を目指し注力している駒師です。

勝月

勝月氏は富士駒の会の初代会長です。その後富月に師事し、駒作りを学びました。

勝月氏は深彫りを得意とし、盛上駒よりも彫埋駒や彫駒を得意にしています。作品からも丁寧な彫りの技術が伝わります。

将棋駒の入手先【マニアおすすめ】

将棋駒を入手するには碁盤店が一般的です。

ここでは碁盤店の他に、将棋マニア向けのヤフーオークションと、ふるさと納税の返礼品があるので紹介します。

有名碁盤店

私は実際に手にしてから買いたかったので、将棋駒や盤は県内の碁盤店で購入しました。現在は全国の有名碁盤店の駒をホームページからも購入できます。以下が品ぞろえの良い有名な碁盤店です。

  • 三輪碁盤店(名古屋市):盛上駒の作品が多く中古品や収集マニアからの委託販売もあり
  • 井上一郎碁盤店(大阪府松原市):比較的求めやすい値段の駒が多く雑誌「将棋世界」の裏表紙に広告あり
  • 黒木碁石店(宮崎県日向市):「富士駒の会」の駒師の作品が多い
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私も三輪碁盤店に行きました!「味の良い木地や値段の高い駒はすぐに売り切れます」といわれてました…

トウシンオークション

トウシンオークションは、ヤフオクのなかでも、将棋駒のマニアに特化した出品オークションサイトです。毎週水曜21時に商品が出品され、日曜22時過ぎにオークションが終了します。

トウシンオークションには、宮松影水や児玉龍児などの銘駒が出品されるほどです。売主・買主の両方の立場で参加できます。

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私も両方の立場で参加しました!目利きが素晴らしく信頼できるオークションでした!

ふるさと納税の返礼品

将棋駒の入手方法として意外と知られていないのがふるさと納税です。熊澤良尊作や富月作の返礼品も多く、好きな自治体の応援と節税にもつながります。

本記事で紹介した駒師でも、執筆日時点では竹風以外の駒は全て返礼品から選べるので驚きです。ふるさと納税サイト「ふるさとチョイス」から、控除上限額の目安をシミュレーションしてみてください。

ふるさと納税サイト「ふるさとチョイス」

将棋駒マニアに関するよくある質問

ここでは将棋駒マニアに関するよくある3つの質問に答えていきます。

駒の選び方からお手入れまで、自身の経験を生かして以下で説明します。

駒の選び方を教えてください

一般的には以下を基準に選びます。

  • 盛上駒・彫埋駒・彫駒の種類
  • 駒の木地:虎斑・赤柾・孔雀杢・銀目・柾目など
  • 好きな書体:水無瀬・菱湖・錦旗や見やすさ重視の一文字など

結論は予算内で自分の好きなものを選ぶことです。

駒のお手入れ方法は?

盛上駒・彫埋駒・彫駒は、手あかで少し汚れたら乾拭きします。赤ちゃん用のガーゼなどは、駒を傷める心配がないのでいいでしょう。

汚れを落としてから、椿油をガーゼなどの柔らかな布に数滴たらして駒を優しく拭きます。椿油を付け過ぎると、椿油が駒にしみ込み過ぎるので注意しましょう。一度しみ込んでしまった椿油は取れません。

駒の保管方法は?

駒は駒袋に入れた後、さらに駒箱に収めるのがいいでしょう。

私は収集マニアなので、ガラス製の内蓋付きの桐箱に保管しています。

まとめ|将棋駒マニアには限定作品が多いふるさと納税返礼品がおすすめ

現役の有名な将棋駒の駒師では、大竹竹風・熊澤良尊・富月・寉峯(かくほう)・紀山・勝月の各氏が代表的です。将棋駒の入手先としては有名碁盤店が一般的ですが、マニア向きは「トウシンオークション」です。ただし、オークションは「どうしても手に入れたい」と熱が入り過ぎて、結果として高くなるケースもあるでしょう。

節税効果の高いふるさと納税で盛上駒を入手できるのは、意外と知られていません。特に限定1組で用意されているものがおすすめです。

ふるさと納税の限度額を確認の上、予算と相談しながらお好きな駒を検討してください。

アキ

私のようなマニアだと多少の持ち出しは気にしないです。自治体の応援になりますので!

ふるさと納税サイト「ふるさとチョイス」

将棋盤もふるさと納税返礼品として入手できます。興味のある方は次の記事を参考にしてください。

ふるさと納税で寄付金額順の将棋駒だけの最新情報を知りたい方は、以下の記事で詳しく紹介しています。

【関連記事】▶「【ふるさと納税の将棋駒38選】天童市や高槻市など寄付金額順┃盛上駒や彫埋駒も徹底解説」

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