将棋タイトル戦を見たい方へ│賞金と序列完全ガイド【藤井聡太さん見るならABEMA】

王将の画像
  • 将棋のタイトル戦はいくつあるの?
  • タイトル戦の賞金と序列は…
  • 全てのタイトル戦を手軽に観る方法を教えて!

「将棋のタイトル戦ってたくさんあって、どれがなんだか分からない…」そう思っていませんか?実は将棋タイトル戦は全部で8種類あり、竜王と名人が同列最高位とされています。

私は、将棋の8大タイトル戦の中継を観るのが楽しみの1つです。この記事では将棋タイトル戦の序列や賞金額、観戦方法までを詳しく解説します。

この記事を読むと、どのタイトル戦を観戦すれば良いか、ご自身の興味に合わせて選べるようになります。あなたも将棋のタイトル戦の世界を一緒に楽しんでみませんか?

アキ

大活躍の藤井聡太さんの勝負めしを知りたい方は、以下の記事で紹介しています。

>>【関連記事】▶「【将棋の勝負めし】藤井聡太竜王の昼食の将棋めしを紹介!食事できる名店おすすめ4選」

全てのタイトル戦を観戦できるのはABEMAだけです。

ABEMA将棋観戦ができる唯一のVOD

目次

将棋の公式タイトル戦は8つ

タイトル戦名開催時期番勝負の数持ち時間開催開始年備 考
竜王戦10月初旬~12月中旬7番勝負/2日制各8時間1987年10月~十段戦が発展的解消し竜王戦に
名人戦4月初旬~6月下旬7番勝負/2日制各9時間1935年~最も歴史のあるタイトル戦
叡王戦4月初旬~6月中旬5番勝負/1日制各4時間2015年~2017年度からタイトル戦に昇格した最新棋戦
王位戦7月初旬~9月下旬7番勝負/2日制各8時間1954年~産経杯→早指し王位戦→1960年タイトル戦昇格
王座戦9月初旬~10月下旬5番勝負/1日制各5時間1953年~1983年からタイトル戦に昇格
棋王戦2月初旬~3月下旬5番勝負/1日制各4時間1974年~翌1975年からタイトル戦に昇格
王将戦1月中旬~3月下旬7番勝負/2日制各8時間1950年~翌1951年からタイトル戦に昇格した名人戦に次ぐ伝統ある棋戦
棋聖戦6月初旬~7月下旬5番勝負/1日制各4時間1962年~1994年まで前・後期年2回開催
公式8大タイトル戦の一覧表です。

将棋の公式タイトル戦の種類と優勝賞金【序列順】

将棋の公式タイトル戦は8種類あり、序列と優勝賞金は下表の通りです。

序列タイトル戦名称優勝賞金主催
1位竜王戦4,400万円読売新聞社
同列1位名人戦1,500万円毎日新聞・朝日新聞社
3位叡王戦1,900万円不二家
4位王位戦1,200万円新聞三社連合(中日新聞・徳島新聞・北海道新聞社)
5位王座戦800万円日本経済新聞社
6位棋王戦700万円共同通信社
7位王将戦1,200万円(2024年度まで)日本将棋連盟
8位棋聖戦500万円産業経済新聞社
8大タイトル戦の序列と優勝賞金の一覧表です。

それぞれの棋戦の特徴を順番に説明します。

竜王戦

優勝賞金が飛び抜けて高いことから、名人と同列1位ですが「竜王・名人」と先に呼ばれます。竜王の前身は十段戦です。

  • 1~6組のランキング戦
  • アマチュア・奨励会員・女流棋士も参加可能
  • 6組からでも勝ち上がれば参加者全てに挑戦可能性あり

下位からでも挑戦の可能性があるので「竜王戦ドリーム」ともいわれます。渡辺明九段と相性が良く、羽生九段相手に3連敗後に4連勝して、初代永世竜王を獲得しました。

名人戦

将棋界で最も歴史があり、棋士の中でも特別な意味を持つタイトル戦です。

  • A級
  • B級1組
  • B級2組
  • C級1組
  • C級2組

奨励会の三段リーグを抜ければ、C級2組のプロ棋士となり、1年に1つずつしか昇級できません。C級2組から全勝を続けたとしても、A級1位の名人挑戦者になるには5年かかります。

叡王戦

叡王戦は2015年にドワンゴ主催で始まり、2019年から不二家が主催しタイトル戦に格上げされました。

4時間とタイトル戦では持ち時間が少なめです。藤井聡太当時8冠が、2024年に初めて失冠したことでも有名な棋戦です。

王位戦

王位戦は、挑戦者決定リーグが紅組と白組の各6名に分かれ、それぞれの1位が挑戦者決定戦を争います。

王位戦は、紅組と白組の上位2名だけが残留できる厳しいリーグ戦です。

王座戦

王座戦は、1日制ながら持ち時間が各5時間ある棋戦です。挑戦者決定トーナメントを優勝すると、挑戦者になれます。

羽生九段との相性が良い棋戦で、タイトル獲得99期の内通算24期を獲得し、19連覇したという記録があります。王座戦の永世称号は名誉王座です。名誉王座になるには下記のいずれかに該当しなければなりません。

  • 王座を連続5期獲得
  • 通算10期獲得

他の永世称号よりも厳しい条件といえます。

棋王戦

棋王戦は挑戦者決定トーナメントに特徴があり、ベスト4に入ると敗者復活戦があります。

https://twitter.com/mynavi_shogi/status/1463291920436789248

挑戦者決定トーナメントで優勝しても、敗者復活戦で勝ち上がってきた棋士と、さらに挑戦者決定二番勝負がある棋戦です。

王将戦

王将戦は、2024年度まではスポーツニッポン新聞と毎日新聞社が主催していましたが、2025年度からは日本将棋連盟が単独で主催することになりました。

挑戦者決定リーグでは、短期間に7名総当たりで「成績上位者4名」が残留できる、将棋界で最も過酷なリーグといわれています。

棋聖戦

棋聖戦は竜王・名人に次ぐ序列3位でしたが、2009年8月以降6番目に下がりました。その後も7番目に下がり、叡王戦がタイトル戦に昇格したことで、序列8位となっています。

https://twitter.com/WKB_norry/status/1876608115568939147

産経新聞社主催のタイトル戦ですが、スポーツニッポン新聞と毎日新聞社が王将戦の主催を降りたことと合わせて、新聞社の影響力が低下しているのでしょう。

将棋の一般棋戦

ここでは7つの一般棋戦を一覧表で紹介します。

スクロールできます
一般棋戦賞金開催開始年決勝の時期本選持ち時間特 徴主催社
朝日杯将棋オープン戦750万円2007年~2月頃各40分/切れたら1手60秒未満全棋士とアマチュア強豪が参加できるオープン棋戦朝日新聞社
銀河戦150万円1992年~1月~3月頃各15分/切れたら1手30秒未満囲碁・将棋チャンネルが主催する早指し棋戦囲碁・将棋チャンネル
NHK杯将棋トーナメント50万円1951年~3月頃各10分/切れたら1手30秒未満/他に10分の考慮時間テレビ対局ならではの臨場感があり将棋AIの勝率が導入されたNHK
日本シリーズJTプロ公式戦500万円1979年~11月頃各10分/切れたら1手30秒未満ファン投票で選ばれた人気棋士やタイトルホルダーなどトップ棋士が出場日本たばこ産業(JT)
達人戦立川立飛杯100万円2023年~11下旬~12月初旬各30分/切れたら1手30秒未満50歳以上の棋士を対象とした棋戦立飛ホールディングス
新人王戦130万円1969年~10~11月頃各3時間若手棋士(三段以下または六段以下で入段後5年以内など)を対象しんぶん赤旗
加古川青流戦50万円2011年~11月頃各1時間棋士四段・奨励会三段上位者・女流棋士2名・アマ3名が参加加古川市、日本将棋連盟
一般棋戦の一覧表です。

以下では豪華賞品や棋戦の様子をX(旧ツイッター)から見ていきましょう。

朝日杯将棋オープン戦

朝日杯将棋オープン戦では、準決勝の敗者2名が決勝の大盤解説の担当です。

銀河戦

丸山九段は早指しもに強く、藤井聡太竜王・名人を2年連続で決勝戦を制しました。藤井聡太竜王・名人が、8冠達成後に初めて敗れた棋戦です。

NHK杯将棋トーナメント

西山女流が木村九段を下す快挙が見られました。次戦では藤井聡太竜王・名人に敗れています。

日本シリーズ JTプロ公式戦

JTプロ公式戦で1勝するごとにパックご飯が1年分も当たります。2024年の大会で渡辺明九段は3勝したので、3年分のパックご飯を獲得しました。

達人戦立川立飛杯

https://twitter.com/F_Youdo/status/1728340058670002519

第1回は、羽生会長が優勝した羽生九段に自ら表彰状を読んで渡すという珍場面が見られました。

新人王戦

新人王になると、先手番でタイトルホルダーとの記念対局ができます。

加古川青流戦

加古川青流戦は、若手強豪の登竜門となっている棋戦です。未来のタイトルホルダーが生まれるでしょう。

将棋のタイトル戦を観れるチャンネル【一覧表】

将棋のタイトル戦を観れるチャンネルの一覧表は次の通りです。

チャンネル名料金(税込)視聴できる主なタイトル戦・棋戦特 徴
ABEMA(将棋チャンネル)無料プラン/ ABEMAプレミアム:月額1,080円8大タイトル戦全て(王将戦のみペイパービュー)AI評価値表示/豪華解説陣/オリジナル番組多数
囲碁・将棋チャンネルスカパー!、J:COM、ひかりTVなどの契約が必要(契約プランにより異なる)王将戦/銀河戦/棋聖戦将棋以外の囲碁コンテンツあり
YouTube原則無料各タイトル戦(ダイジェスト、解説動画、記者会見など)日本将棋連盟公式チャンネルや各メディア、個人のチャンネルで関連動画が多数公開
NHK EテレNHK受信料が必要NHK杯テレビ将棋トーナメント日曜日に放送し感想戦あり
将棋連盟ライブ中継月額550円タイトル戦と挑戦者決定戦など映像配信なし/毎日3~7局程度
各タイトル戦主催社のウェブサイト原則無料主催社のタイトル戦主催社サイト内で対局の進行に合わせたブログ形式の速報、棋譜中継など
将棋のタイトル戦が観れるチャンネルの一覧表です。

将棋のタイトル戦を観る方法のメリットとデメリット

上述の将棋のタイトル戦を観る方法について詳しく解説します。

以下でそれぞれのメリットとデメリットを見ていきましょう。

ABEMA(将棋チャンネル)

メリットデメリット
無料プランはリアルタイムで視聴可能
スマホ・PCで視聴可能で将棋AIの評価値あり
ABEMAプレミアムは広告なし、追っかけ再生可能
見逃し視聴が充実
無料プランは広告あり
一部コンテンツ・機能はプレミアム限定
広告つきプレミアムは追っかけ再生不可
広告つきプレミアムはリアルタイムでは無料プラン同様

全てのタイトル戦を観れるのはABEMAだけです。タイトル戦は持ち時間が長いので、タイパ重視の方はABEMAプレミアムが向いています。

ABEMA将棋観戦ができる唯一のVOD

囲碁・将棋チャンネル

メリットデメリット
テレビの大画面で視聴可能
テレビ視聴なので録画できる
囲碁コンテンツあり
別途放送サービスとの契約が必要
月額1,500円~2,500円程度と比較的高価
特定のタイトル戦はABEMA独占の場合も

スカパー!などと契約した上で視聴するため、お住まいの地域によってはサービスを使用できない場合もあるでしょう。

YouTube

メリットデメリット
無料で手軽に視聴可能
スマホ・PCで視聴可能
関連動画からも楽しめる
主要タイトル戦の生中継はほとんどない
情報の質や正確性はチャンネルによ
終盤でも広告あり

多くのタイトル戦を観るためには、チャンネルが配信する棋戦を知っておく必要があります。手軽情報を得たい方に向いているでしょう。私がおすすめできるYouTubeは、以下の記事をご覧ください。

>>関連記事▶「【将棋YouTube動画おすすめ9選】プロ棋士による定跡と棋譜や評価値入り動画あり」

NHK Eテレ

メリットデメリット
高画質で安定した放送で録画可能
将棋AIの評価値あり
丁寧な解説と聞き手
感想戦を観れる
NHK杯だけの視聴にとどまる
録画したものを後日放映
SNS上でのネタバレに注意
受信料が必要

タイトル戦への興味は少なく、NHK杯テレビ将棋トーナメントで日曜日の午前中を楽しみたいという方に向いています。

将棋連盟ライブ中継

メリットデメリット
公式戦の進行状況を把握できる
テキストベースなので通信量が少ない
月額料金が比較的安い
棋譜研究に役立つ
映像配信なし
盤面と文字情報のみ

将棋連盟ライブ中継は、流行の戦法や棋譜研究をして勉強したい方に向いているアプリです。

各タイトル戦主催社のウェブサイト

メリットデメリット
無料で情報にアクセス
主催社ならではの詳細な情報やプレゼントあり
関連記事が読める
将棋めしなどの情報が豊富
ライブ中継は限定的
テキストや静止画が中心
タイトル戦ごとにサイトを確認する必要がある
情報更新頻度は各社のサイトによる

各タイトル戦主催社のウェブサイトは、主催社の新聞購読者や記事を読むのが好きな方に向いています。

まとめ│将棋タイトル戦を1つで観るならABEMA

リモコンの画像

ABEMA(将棋チャンネル)では、全てのタイトル戦が観られます。ABEMAトーナメントなどのフィッシャールールの早指し番組も人気です。ABEMAで観戦できるタイトル戦と一般棋戦は下記の通りです。

  • 竜王戦
  • 名人戦
  • 叡王戦
  • 王位戦
  • 王座戦
  • 棋王戦
  • 王将戦(ペイパービューチケットが必要)
  • 棋聖戦
  • 朝日杯将棋オープン戦
  • 日本シリーズ JTプロ公式戦
  • 達人戦立川立飛杯

ABEMAは将棋だけでなく、アニメやドラマ、独自コンテンツも充実しています。観る将の方も指し将の方もABEMAでタイトル戦を楽しんでみてください。

ABEMA将棋観戦ができる唯一のVOD

以下の記事ではABEMAとアマゾンプライムを詳しく紹介しています。

よかったらシェアしてね!
  • URLをコピーしました!
  • URLをコピーしました!

コメント

コメントする

CAPTCHA


目次