- どうして将棋が勝てない?
- 負け続けるのが怖い…
- スランプの脱出方法を教えて!
将棋で負けが続いて落ち込んでいませんか?実は将棋がスランプで勝てないのは、実力でないことが多いです。なぜなら将棋はマインドが勝負を左右することの多いゲームだからです。まずはスランプになった状況を確認しましょう。

私も負けが続くと早指しが続き、指し手が分からず悪循環に…
持ち時間の長い将棋をおすすめします!
この記事では、スランプになった原因と6つの脱出方法をアマ三段の私が詳しく解説します。この記事を読むと、将棋でスランプに落ち込まないためのマインドの大切さが分かるでしょう。結論は、対局から離れてみるのも1つの手段です。




将棋が勝てないときに棒銀戦法を試してみたい方は下記の記事をご覧ください!
>>関連記事▶「【将棋を勝てない初心者向け】センスないと思わずやめる前に棒銀戦法を取り入れよう!」
将棋でスランプになった状況



スランプになると次のようなことが起こります。
- 理由もなく負けが続く
- 得意戦法が通用しない
- 普段指さないような悪手をよく指す
- 次は勝とうと1日の対局数がついつい多くなる
上記のように手が見えない状況が長く続くのが、スランプの状態です。
スランプに特効薬はないので、1つずつ解決するしかありません。
将棋でスランプになった原因



将棋でスランプになった主な原因には、次の4つが挙げられます。
以下で詳しく解説します。
将棋の内容が雑になる
雑な将棋を指しているのがスランプになる原因です。格言で有名な「3手の読み」をしていません。
- 昼休みの将棋とはいえ、猛スピードで対局する
- 仕掛けの場面でも手を止めずに指してしまう
- 負けて感情的になる
- 感想戦もしない
1手の積み重ねが勝利への近道です。スランプが数カ月にわたり続く方もいるでしょう。
対局が多過ぎる
対局が多過ぎるのもスランプになる要因の1つです。私も将棋ウォーズで負けが込んだとき、対局数が多くなった経験があります。
- 負けた原因を振り返らず次の対局に移る
- 多く対局すれば棋力が向上すると勘違いしている
- 持ち時間をほとんど使わない
- 目が疲れるほど対局数が多くなる
実戦が一番の上達方法とはいうものの、対局数に固執するのはよくありません。
将棋以外に時間をとられる
将棋以外に時間を多くとられると、スランプの原因になります。仕事や家事が忙し過ぎると将棋に注力できないからです。
- 趣味の将棋に時間をかけられない状況になる
- 1日に1度も将棋のことが頭に浮かばない
- 将棋に接する時間がない
上記の状況になると将棋が楽しくありません。まずは本業や家庭を優先し、時間ができるのを待ちましょう。
マインドが弱くなる
マインドが弱くなった状態はスランプになりやすい時期です。将棋ではマインドが大切です。
- 大差で負けて心が折れてしまう
- 将棋をしても「次は絶対に勝つ」という気力がない
- 負けるのが怖くなる
マインドが弱いままでは勝ちにくいといえます。気力を充実させるようにしましょう。
羽生九段の「結果を出し続けるために」をオーディブルの耳学で読書すると、永世七冠のマインドの保ち方が分かります。




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将棋でスランプに陥ったときの脱出方法



将棋でスランプに陥ったときの脱出方法は次の6つです。
以下で順番に見ていきましょう。
対局から離れてみる
スランプのときは、対局から離れてみるのもおすすめです。
- 将棋のことは忘れてしまう
- 好きな映画やドラマを観て気分転換する
- 棋力が低下するのが嫌ならABEMAで将棋観戦する
ABEMAなら将棋観戦もできて、映画やドラマも楽しめます。休日はゆっくりと過ごしてみましょう。




アマゾンプライムも捨てがたいと思う方は、以下の記事を参考にしてください!
関連記事▶「【ABEMAとアマゾンプライム】料金やメリットとデメリットを解説┃将棋観るならアベマ」
やさしい詰将棋を解く
スランプのときには、やさしい詰将棋が向いています。普段は長手数の詰将棋ばかり解いている方におすすめです。
- 3手詰み程度で頭の体操をする
- 初心者の頃の詰将棋の本を引っ張り出す
- すらすら解けるようになったら5~7手詰みに挑戦する
将棋は最終盤が勝負どころです。スランプとはいえ、終盤力を保持しておきましょう。
定跡を学び直す
スランプのときには定跡を学び直すのもいいでしょう。日頃から実戦中心の方におすすめです。
- 以前に購入した定跡書を並べてみる
- 苦手な戦法の定跡を学び直す
- やる気が出てきたら最新の定跡書も見てみる
忙しいと定跡書を開くことが少なくなります。スランプの間に勉強しておけば、手筋や定跡を自分の頭に入れて次の実戦に生かせるでしょう。




アマ3段の私が実際に購入した、振り飛車と居飛車の定跡書や詰将棋本は以下で紹介しています…!
>>【関連記事】▶「【将棋の本おすすめランキング11選】購入した振り飛車・居飛車・詰将棋編」
プロの棋譜を並べて感覚を戻す
棋譜並べにはプロ棋士の感覚があふれています。将棋の奥深さが一番よくわかる勉強法です。
- 推しの棋士の棋譜を並べてみる
- 自分の得意戦法に絞って棋譜を並べてみる
- 苦手な戦法の棋譜を並べてみる
静寂の中で棋譜を並べていると、自分と向き合えます。スランプのことも忘れてしまうほどです。




確かに棋譜並べをしていると、指が指し手を覚えますね。
二日酔いのときに棋譜並べをすると、指先からお酒が抜けるように感じます!
勝った棋譜を並べる
勝った棋譜を並べるのは、スランプから抜け出すのに適した方法です。私もスランプのときには、勝った棋譜だけを並べています。自信を取り戻すきっかけになるのでしょう。
- 古い棋譜でも効果あり
- 負けた棋譜は並べない
- 勝った棋譜から自分の勝ちパターンを見つける
ただし、負けた棋譜を並べるのは調子の良いときにしましょう。
持ち時間が長めの将棋を指してみる
持ち時間が長めの将棋を指すのもおすすめです。将棋ウォーズでは、長くても10分切れ負けです。日本将棋連盟公式の「将棋俱楽部24」がいいでしょう。
- 持ち時間30分:切れたら一手60秒
- 持ち時間15分:切れたら一手60秒
- 持ち時間1分:切れたら一手30秒
- 最初から一手30秒の秒読み
- フィッシャルール:持ち時間5分で1手指すごとに5秒加算
フィッシャルールは早指しですが、切れ負けのスリル満点なのでスランプどころではありません。将棋俱楽部24は、持ち時間が切れても秒読みが長いのが特徴です。
ゆっくりと対局しているうちに、自分のリズムを取り戻せるでしょう。




将棋の無料ゲームのおすすめを知りたい方は、次の記事をご覧ください!
>>関連記事▶「【将棋の無料ゲームおすすめ10選】初心者~有段者┃スマホで簡単にできるアプリを解説」
将棋のスランプで落ち込まないために



将棋のスランプで落ち込まないために、スランプの時期があって当然と割り切るべきです。仕事や人生も好調のときばかりではありません。プロ棋士でもスランプが訪れます。
将棋関係者のツイートでは、スランプを以下のように表現しています。
- 長所の伸び過ぎ
- 全体のバランスが崩れている状態
- スランプでもスッとステージが上がる時がある
上記の2つのツイートを思い出しスランプで落ち込まないようにしましょう。好不調の波は誰にでもやって来ます。




将棋のおすすめYouTubeで気分転換したい方は、次の記事をご覧ください!
>>関連記事▶「【将棋YouTube動画おすすめ9選】プロ棋士による定跡と棋譜や評価値入り動画あり」
まとめ:将棋のスランプの時期があっても当然と割り切ろう!



将棋でスランプになる主な原因は次の4つです。
- 将棋の内容が雑になる
- 対局が多過ぎる
- 将棋以外に時間をとられる
- マインドが弱くなる
将棋でスランプに陥ったときの脱出方法として、以下の6つが挙げられます。
- 対局から離れてみる
- やさしい詰将棋を解く
- 定跡を学び直す
- プロの棋譜を並べて感覚を戻す
- 勝った棋譜を並べる
- 持ち時間が長めの将棋を指してみる
マインドが弱いときに将棋で勝つのは難しいです。スランプの時期があって当然と割り切っていきましょう。
ABEMAで将棋観戦して、スランプの時期を受け流すのもおすすめです。




「きっとスランプから脱出できる」と思われた方は、以下の記事を参考にしてください。初段免状を目指しましょう!
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